タイで買い付け、ネット販売で約10年生計を立てている ひとり会社社長のお役立ち情報

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2020年 中国の旧正月(春節)は1/24-30 中国輸入ネット物販業者が気をつけること

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2020年の中国旧正月(春節)は1/24-30 中国輸入ネット物販業者が気をつけること

 

まもなく中国の旧正月がやってくる

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こんにちは。K-DADです。

間もなく春節ですね。

春節(旧正月)とは中国のお正月です。

日本のお正月は1月1日にお祝いしますが、中国のお正月はだいたい2月上旬の旧暦の正月(旧正月)を指し、元来旧正月を盛大に祝う文化です。


そして多くの中国人は旧正月に欧米人並みの長い休暇を取り、家族や親戚と過ごしたり、友人と過ごしたり、旅行などを楽しみます。

よくニュースで民族大移動とも言える信じられないくらいの帰省ラッシュが報道されますよね。

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イメージ画像です

春節の休暇がどのくらい長いのかというとだいたい半月から人によってはひと月も休みます。

 

そんな中国の春節(旧正月)ですが、今年2020年は

1月25日

で旧正月の休みは

1月24日から1月30日まで

7連休となります。

 

例年は1月末からというイメージなので、今年は若干早い感じです。

 

先日横浜市の中華街に行ったときもすでに飾り付けをしたり準備していました。

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イメージ画像

 

旧正月中は中華街に行けば日本にいながらにして中国の春節のにぎやかな気分が味わえるので大変な賑わいになります。

 

春節とネット物販の関係

 

そんな中国の春節、旧正月ですが、 

ネット物販、特に中国輸入をやっている人は中国の旧正月は仕事に大きな影響がある大イベントです。

中国全土が大型連休になるからです。その長さは日本のGWに比ではありません。

 

前述したように旧正月の休みは

1月24日から1月30日まで

7連休です。

ただ、それは公式の休日でほとんどの会社はその前後もお休みとなり、半月から最大1ヶ月くらいお休みする会社もあります。

 

ですので旧正月中は、もちろん中国輸入に関わる業者、

  • タオバオ・アリババなどのネットショップ
  • 中国製品の工場、卸問屋
  • 中国の輸入代行業者
  • 中国の運送会社
  • 中国の税関、港湾施設

もお休みになります。

ですのでその間は中国の業者が絡む仕事は全くできません。

K-DADがお世話になっている中国の輸入代行業者のイーウーパスポートさんも

1/22-2/4と公式の春節休日より長い期間お休みになります。

yiwupassport.com

そして、先日春節前に日本に発送が必要な商品は1/13までに注文が必要ですと通知がありました。

あと3日じゃん!!

ですのでK-DADも中国製品はこの日本の3連休中に春節前最後の買い付けの注文を出さなくてはいけません。

 

また、連休が明けても業者は旧正月中に溜まっていた注文や仕事を順番に処理していくので、物流や生産も大混乱します。

春節後に発注をしても、通常より日本に荷物が届く日数もかかってしまいます。

つまり、最低でも3週間ほどは中国から仕入れができなくなる期間があるという事です。

 

ですので春節前の最後の注文は、連休が明けて注文が再開できるようになるまでの間に在庫切れにならないような量を計算して、いつもより多くの数量を発注しておかないといけないのです。

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もしも旧正月中に中国輸入の商品が在庫切れになってしまったらその間は売り上げを逃すことになります。

大きな大きな機会損失です。

自店舗が在庫切れで、競合店が在庫があればお客様はそちらに流れてしまい、競合店が売り上げるのを指を加えて眺めることになります。

逆に競合店が在庫切れのときに自店舗が在庫があれば売り上げを伸ばせますし、逆に値上げをして利益を最大化できるチャンスにもなります。

 

ですので春節休暇と、連休明けに配送が乱れる期間を考慮して売れ筋商品に関しては一ヶ月半分くらいの在庫を用意しておくのがいいでしょう。

 

中国輸入ネット物販業者の春節への対応策

 

これまで述べてきましたように、春節期間中は中国業者が絡む仕事はできないので、いさぎよく中国の対外的な仕事はあきらめて、その間は逆に他のことをやるチャンスだと思って違う仕事をします。

 

K-DADはタイ仕入れもやっているのでそんなときはタイに力を入れる絶好の期間です。

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取引先が中国だけだと春節中は注文ができませんが、タイ仕入れもやっていれば中国の春節中も普通に発注できるので中国輸入を補完することができます。

タイにももちろんいくつか連休はありますが、中国ほどの長期連休はないので特に気にするほどではありません。

 

こんな時こそその時にしかできない仕事をします。

中国の発注の仕事が減る分

・タイ輸入に力を入れる

・中国製品のリサーチをして休暇明けにすぐ注文できるようにリストアップしておく

・商品ページや商品画像のブラッシュアップをする

・不良在庫の一掃に努める

といった中国の業者が絡まなくてもできる仕事に力を入れます。

1月から2月は基本物販は売り上げが落ちる時期ですのでヒマになります。

作業が減る分、頭を使って売るための自力を蓄えて次の繁忙期に備える時期です。

 

ただし中国の春節中にタイに買い付けに行くことはあまりオススメしません。

中国人は長期休みなのでタイに大挙して中国人観光客が押し寄せるからです。

ですのでこの期間は航空券も若干高く、満室のホテルや、部屋が空いていても宿泊料金が跳ね上がるホテルが多いです。

日本に来る中国人も多くなりますね。

例年、春節期間にバンコク出張が重なることが多いのですが、街中もホテルも中国人が多くガチャガチャしてるなと感じます。

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最後に

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 間もなくやってくる中国の春節に備えて、我々ができることは

  • 品切れを起こさないように春節休み前に多めに注文をする
  • リサーチなど春節明けの準備をしておく
  • いま販売中の商品をブラッシュアップする
  • タイ仕入れに集中する

我々がどうあがいても中国が休みなのは変わらないので、そこでできることを考えて実践しましょう。

 

そして中国には10月にもうひとつ国慶節という大きな休暇があります。

10月1日中国の建国記念日に当たる日になり、この日から大型連休になります。

今年、2020年は

10月1-8日の8連休

と春節より長くなります。

 

長年中国輸入販売をやっていると当たり前のことになってきますが、しっかりスケジュールに組み込んで適切に対応して売り上げを逃さないようにしたいものです。

 

 

K-DAD